いい本を無価値にする浅はかさ

 アマゾンを使ったせどりビジネスが浅はかで馬鹿馬鹿しいと思ったのは、いい本を無価値にする人間が多いことだ。ここで言っている「いい本」というのは内容のことである。内容がいい本であっても、それは価値につながらないところが、この商売の大いなる矛盾になっていると思う。

 なぜそうなるのかという理由はいろいろあるけれども、誰も指摘しないのは、せどらーに「本の価値が理解できていない」というものだ。これは大いに指摘したい。せどらーは本の真の価値を理解できないほど浅はかなのである。

 つまるところ、せどらーは「目利き」ではない。だからダイヤモンドすら価値がわからずに1円で売る暴挙に出る。せどらーが陰で嫌われているのも、こういう無神経さがあるからだろう。